配線工事を行うのに資格は必要?
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2024/09/01
コラム
配線工事とは、電気設備の電源や機器を接続するための、電線やケーブルを敷設する工事のことです。
近年はDIYの幅が広がっているため、自分で配線工事をしたいという方もいるでしょう。
そこで今回は、配線工事を行うのに資格は必要なのか解説します。
▼配線工事を行うには電気工事士の資格が必要
配線工事を行うには、基本的に電気工事士という国家資格が必要です。
第二種電気工事士は、一般住宅や小規模な店舗など、600V以下で受電する設備の配線工事に従事できる資格です。
一方、第一種電気工事士は、第二種電気工事士の範囲に加えて最大電力500kW未満のビル・工場・大規模な店舗などの配線工事に従事できます。
▼資格が必要な工事と必要ない工事
■資格が必要な配線工事
配線工事を行う場合、電気工事士の資格が必要なのは以下のような場合です。
・電気設備法に基づく届出や検査を必要とする工事の場合
・高圧電気設備や特別高圧電気設備に関わる工事の場合
・消防法に基づく届出や検査を必要とする工事の場合
・建築基準法に基づく届出や検査を必要とする工事の場合
■資格がなくてもできる配線工事
電気工事士の資格を持っていなくても、以下の配線工事は行うことができます。
・自家用電気設備に限定される工事の場合
・低圧電気設備であり、届出や検査が不要な工事の場合
・自動車や船舶などの移動体に関わる工事の場合
・通信機器や情報機器などの特定用途電気設備に関わる工事の場合
▼まとめ
配線工事を行うには、基本的に電気工事士という国家資格が必要です。
ただ、一部の配線工事は資格がなくても行うことができます。
とはいえ線引きが難しく、事故のリスクもあるため、業者に依頼するのがおすすめです。
当社は埼玉エリアにて配線工事や電気工事を承っておりますので、電気設備でお困りの際はぜひご相談ください。